早稲田大学 教育学部 教職課程教員までの道
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教員採用試験

未来を担う世代への期待から、一方で現在の児童生徒の暮らす学校・家庭・地域社会の急速な変化もあって、専門職としての学校教員の力量、さらにその養成と研修のあり方が常に議論されています。そこでは、教員としての「専門的なちがら」も問われています。
みなさんが学んできた教職課程の授業科目は、教育学としての専門科目、教科教育に関する内容と方法、さらに関連する広い領域の知識と実習から構成されています。それらすべてを生かし、学んできた知識と経験を踏まえた時間が教育実習になります。したがって、教育実習は免許状を取るための一過的で形式的な時間ではありませんので、大切に、慎重に、誠実にこの機会を生かしていただきたい、と思います。
今のところ、日本における教育実習の期間は、中学校が3週間、高等学校が2週間を原則としますが、諸外国に比べると短いものです。実習に参加する諸外国の同年齢の若者と比べて、皆さんの場合、そこに少なからぬ違いがあります。教育実践を経験的に学ぶ教育実習を、もっと長期間体験して教職に就いている同年輩の仲間が世界にいるということを忘れないようにしましょう。つまり、日本では、短い期間に、しかも質的に高い実習を行なわなければならないのです。
このような条件の下では、実習を先輩教師の単なる模倣で終わらせるわけにはいきません。どのようにして創造的で実りのある教育実習にするが、参加する一人ひとりが真剣に工夫することが大切です。
近年、教育現場はますます多忙をきわめています。そのような状況の中で、多くの先生たちの「後輩を育てる」という使命感から教育実習は行われています。教育実習は社会人として職務する実習です。この点を忘れることなく意欲的に実習に臨んでください。
そのためには、優れた教育関係書を読み、経験豊かな教師たちの教育実践から学ぶ必要があります。また、教育学部の「教育ボランティア制度」は、教育実習以外に教育現場を早くから体験し、進路決定・教員採用試験等に役立ててもらうことを目的にしています。
教職課程配当科目群の履修と並行して、ぜひ積極的に学び活用してください。そのような学習の成果を携えて実習棟に赴き、指導してくださる先生方との真剣な対話を導きの糸としながら、一人の実習生としても、一緒に学んでくれる生徒たちにとっても、ともに実りの多い教壇実習や課外活動を行ってもらいたいと思います。
教育実習に参加するためには、諸手続きが必要です。『教職課程履修の手引き』に記載されている重要事項を見落とさないようにしましょう。掲示板にも常に注意してください。
また、「教育実習演習」を選択履修しなければ教育実習に参加することが許されません。
就職活動等を理由に欠席することは認められません。このことを時々わきまえていない人がいますが、心してください。「教育実習演習」では実習に関する欠かすことの出来ない注意事項・基本的な技術のおさらいをはじめ、上に述べたような教職の専門性をめぐる討議も行われ、実習終了後は、実習生の体験をもとにしながら、さらに専門的力量形成に関する演習が継続して行われます。大学と学校の二つの貴重な勉学の機会を有効に活用することが、実習生一人ひとりに期待されています。教職に就く意志と意欲とをもつ学生はもとより、卒業と同時に教職に就かない場合でも、実習に参加することの意義を見失わず努力することを切に求める次第です。

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教員採用試験 AtoZ

教師を目指す皆さんに、教員採用試験の準備の第1歩から合格までをガイドします。
公立学校の部、私立学校の部がありますので、活用してください。

公立学校の部

1希望地域の教員採用試験の情報は、どのように集めるのですか。
まず、希望地域の教員採用試験の情報を収集することが必要です。地域によって教員採用試験の内容が異なっていますので、教員就職指導室(14号館202室)に来室し、アドバイザーの助言を受けて、希望地域の採用試験の概要と県別問題集の内容を確認しましょう。また、面接試験でどのようなことが質問されたのかも確認しておきましょう。県別問題集のうち受験に関係があるのは次の3点です。これらの問題集を入手して過去の問題を研究し、自分の弱点を強化するための計画をたてることが大切です。

  1. 専門教養(国語・数学・英語などの専門教科)
  2. 教職教養(一般教養も含む)
  3. 論作文・面接

2 公立学校の教員採用試験は、いつごろ行われるのですか。
教員採用試験は夏に実施されますが、地域によって多少時期が違います。日本全国が東北ブロック、関東ブロック、九州ブロックなどいくつかのブロックに分かれており、ブロックごとに採用試験が同一日に実施されます。従って、関東ブロックで東京都を受験する人は神奈川県や埼玉県を受験することはできません。東京都を受験する人がさらに東北の県や九州の県を受験することはできます。各都道府県教育委員会は、毎年3月下旬〜4月に教員採用試験の実施要綱を発表します。最近はまず教育委員会のホームページに発表されることも多くなりました。実施要綱の内容は年度によって少し変わることがあるので、3月末に確定する実施要綱の内容を確認することが必要です。実施要綱に従って4月以降に受験申込をします。東京都のように電子申請を勧めているところもあります。全国的にみると教員採用試験の時期と主な内容は次のとおりです。

時期 一次試験 7月上旬〜7月下旬
  二次試験 8月
  合格発表 9月〜10月


3 公立学校の教員採用試験は、どのように行われるのですか。
一次試験や二次試験の内容は都道府県によって異なりますが、主な内容は次のようなものです。
自分の受験する県の試験内容を実施要綱で確認することが必要です。

  1. 筆記試験(専門教養・教職教養・一般教養・論作文)
  2. 実技試験(小学校・音楽・美術・保健体育・英語など)
  3. 面接試験(個人面接・集団面接・模擬授業・場面指導など)
  4. 適性検査(MMPI・MINI124性格検査・Y-G性格検査など)

例えば、東京都の場合、一次試験は専門教養・教職教養・論作文で、2007年夏の試験から一般教養は廃止されています。また、東京都の小学校の場合、実技試験もありません。専門教養・教職教養・一般教養の試験はマークシート式(五肢択一など)が多いのですが、埼玉県の高校の専門教養などのように記述式の試験を行うところもあります。
論作文は、教員採用試験を実施する都道府県及び政令指定都市の7割強で行われていますが、東京都は「90分で1500字程度」、千葉県・千葉市は「40分で800字」と制限時間や字数は県市によってまちまちです。全国的に最も多いのは「60分で800字」です。
面接試験のうち個人面接は全ての県市で行われており、人物評価を重視した教員採用選考において極めて重要な試験です。例えば、2010年夏に実施された神奈川県の高校の場合、300点満点の二次試験の内訳は、個人面接(200点)、模擬授業(60点)、論文(40点)であり、個人面接が3分の2のウェイトを占めています。個人面接には自己PR・模擬授業・場面指導などが含まれる場合があります。また、集団面接は約8割の県市で行われており、集団討論の形式で行われることが多くなっています。
なお、適性検査は性格検査であり、対策は必要ないとされています。

4 受験準備は、いつから始めれば間に合いますか。
受験準備を始める時期については、受験者の実力や対策の内容によっていつから始めれば大丈夫と一概には言えませんが、教員就職指導室へ来室して受験準備の相談するのは受験する前年の9月ごろがよいと勧めています。約1年かけて準備すれば、余裕をもって試験に臨めます。  問題は一般企業への就職活動と教員採用試験の併願の場合です。3年生の間は一般企業への就職活動をして、4年生になってから教員採用試験の準備に取り掛かるというのでは手遅れになりかねません。4年生の5〜6月に教育実習があることを考えると、ある程度の受験準備は3年生のうちに進めておくことが肝要です。教員志望が明確で3年生の4月から準備をする時間がある場合には、その間に専門教養・教職教養・一般教養の準備を進めることができ、その後の準備に余裕をもって取り組むことができます。 また、近年、公立学校の教員採用においては、全都立高校で教科「奉仕」を必修化している東京都をはじめとして社会奉仕体験が重視されています。教育ボランティアは、学部の2〜3年生の時に経験しておくと、教師としての自覚が固まり、その後の受験準備によい効果があります。

5 受験準備は、どのように進めるのがいいのですか。
まず、受験する県の試験内容や過去問題を確認し、試験内容に応じた準備の計画を立てます。専門教養・教職教養・一般教養については、各自で過去問題や参考書・問題集を手に入れて計画的に取り組みます。一般に教職教養・一般教養はマークシート式の客観テストで知識の有無が問われますから、知識の定着を図るために同じ参考書や問題集を繰り返しやってみるのがいいでしょう。 論作文や面接については教員就職指導室でアドバイザーに相談して指導を受けるのがいいでしょう。論作文は自分で書いたものの良し悪しがわからないことが多いし、面接も相手に与える印象など自覚できていない部分があるからです。教員就職指導室では、論作文については受験する県の過去問題を自分で書いてみるようを勧めています。論作文が書けたら持参して添削指導を受けてください。このような添削指導を繰り返すことで合格レベルのものを書けるようになることを目指します。 個人面接・集団面接・模擬授業・場面指導なども自分一人では準備しにくいものです。教員就職指導室では、受験する県の面接の内容などを確認し、一問一答式の面接ノートを作ることを勧めています。また、個人面接をはじめ集団面接・模擬授業・場面指導などの練習会を企画・実施します。

6 参考図書の選び方を教えてください。
教員就職指導室には、受験地域のいわゆる県別問題集があります。教員採用試験の受験者は、県別問題集の中の「専門教養(教科)」「教職教養・一般教養」の2冊について、購入するか教員就職指導室で閲覧し、受験地域の出題傾向を把握することが大切です。  専門教養は、受験する県の過去問題を研究し、大学受験の参考書・問題集を使って復習をします。教員就職指導室では難関大学といわれる大学の入試問題を解いてみるのも練習になると勧めています。専門教養としては、東京都や千葉県のように中高共通枠受験の場合は、高等学校の授業を進められることが目安であり、そのために必要な知識が求められます。専門教養は大学での日々の勉学によって実力向上を図るべきもので、この部分がしっかり身についていれば受験対策は立てやすくなります。  教職教養と一般教養は、受験する県の過去問題のほかに参考書や問題集を使って準備する必要があります。教員就職指導室の資料コーナーの参考図書を一読し、大きな書店で、数社の中から選択して購入することがよいと思います。

7 論作文が重視されると聞きます。論作文のポイントを教えてください。
「2010年度 論作文作成のてびき」から論作文のポイントに関する記事を紹介します。
論作文の難しさとは?

(1) 制限時間の厳しさ
東京都の場合、90分で1500字程度の論作文を書き上げねばならない。全国的には60分、800字が最も多い。時間内に質量ともに合格レベルの論作文を書くためには事前の準備・対策が大切である。

(2) 正対することの難しさ(→課題把握)
正対することが難しいのはなぜか? 受験者の心理とは? 採点者は「レディメイドの論作文」ではないかと疑ってかかる。出題された問題に対して答えていくのだという意識を強く持つことが大切である。

(3) 説得力のある具体策(→教師としての実践的指導力)
出題された問題に関する課題解決につながるような効果的な取り組みを述べることができれば、教師としての実践的指導力があるとみなされる。講師経験者などに比べて現役学生の弱いところであり、対策が必要である。

(4) 論理的な構成(→論理的表現力)
  出題された問題に対する答えとして論理的に構成されていることが大切である。採点者が一度読んだだけで筆者の述べていることが理解できる、いわゆる「風通しのよい論作文」であることが大切である。

評価される論作文とは?
(1) 問題に正対していること
(2) 論理的に筋が通っていること
(3) 当事者としての姿勢を示すこと
(4) 学校現場に即した立論や具体策であること
(5) 実践的指導力を感じさせる取り組みであること

8 個人面接では、どのような質問が出るのですか。
まず、二次試験の提出書類である面接票の内容を知っておきましょう。最近の東京都の場合ですが、一次試験の合格通知とともに送られてくる書類で二次試験の時に持参します。県によっては出願時にこの面接票に代わるものを提出する場合があります。記入すべき主な内容は次のとおりです。記入した内容については面接の中で質問されるものと考えておくべきです。

  1. 特技・資格等(外国語の習得状況、パソコンの習得状況、特技・資格・賞等)
  2. 学校教育で生かしたい得意とする分野や領域(受験教科の領域や分野、部活動等・その他の領域や分野、専攻・研究内容・卒論のテーマ等)
  3. 文化・スポーツ活動等(高校・大学・卒業後の部活動等の所属、活動内容・大会等の実績)
  4. 教育実習(実習校名、期間、教育実習で学んだこと、気付いたこと)
  5. 東京都の教員を志望する理由
  6. 部活動等での体験、社会奉仕体験、企業での勤務等において努力し、最も成果をあげた経験(成果をあげた経験の内容、今後教員としてどのように生かすか)

9 個人面接ではどのようなところが大切ですか。
個人面接は教員採用試験を実施する全ての都道府県・政令指定都市で行われています。
面接官は主に教育委員会の担当者や現職の校長や副校長です。さらに民間企業の人事担当者や保護者等を起用する県もあります。個人面接の評価の観点は教育委員会のホームページに公表されています。東京都の場合、「教職への理解」「教科等の指導力」「対応力」「将来性」「心身の健康と人間的な魅力など」の5観点を公表しています。県によって面接の評価の観点には多少の違いがあります。
先の東京都の面接票の内容から、個人面接を通じてきちんと説明できることが大切なポイントとして次の3点があげられます。これらは公立学校教員だけでなく私立学校教員や民間企業への就職面接にも通じるところがあると思われます。

(1) 志望理由
 記入欄としては「東京都の教員を志望する理由」となっていますが、自分の志望理由をさらに分析してきちんと説明できることが大切です。例えば、「なぜ教員を志望するのか」「なぜ国語の教員になりたいと思ったのか」「なぜ高校の先生になりたいのか」「なぜ東京都がいいのか」など、志望理由を教科・校種・受験する県などに即して説明できるように準備すべきです。また、自分のどういうところが教員に向いているのかをよく自己分析し、説明できるようにしておくことも大切です。

(2) 何をしてきた人間か
 自分が今までに何をしてきた人間かをきちんと説明できることが大切です。学生であれば勉学や部活動等のほかにボランティア活動の経験等、教員を目指す上で役立ちそうな経験を説明できるとよいでしょう。塾講師や家庭教師等のアルバイトは子どもを教えた経験ではありますが、教員採用試験において特に高く評価されることはありません。公立学校教員の採用試験で学生が自分をアピールする経験としては勉学や部活動等を主に考えるべきでアルバイトの経験は従とすべきです。

(3) 何ができる人間か
 自分が教員として何をすることができるか、面接を通じて説明できることが大切です。その場合、受験教科の指導力については筆記試験や実技試験が別にあるので、その他に学級経営・生活指導・部活動指導等で得意なものがあると面接でアピールできます。自分が今までにやってきたものはこれからの教員の仕事にどのように生かせるか、それを説明できるようにしておくとよいでしょう。教育ボランティアの経験等についても、「どのような内容の活動か」「どのような点で苦労したか」「どのような成果をあげたか」「学校でその経験をどのように生かすか」などきちんと説明できるとよいでしょう。

10 場面指導やロールプレイングは、どのように行われるのですか。
 これらは多くの場合、個人面接の中でその一環として行われます。場面指導は学校で起こる具体的な場面を指定してどのように対処するかを問うもので、教師としての実践的な能力が問われます。例えば次のような問題があります。学級担任や教科担任などの立場に基づいて適切な対応方法を答える必要があります。

  1. 学級担任のあなたに生徒があだ名で呼びかけてきました。あなたはどのように対応しますか。
  2. 保護者からあなたの担当する教科について「うちの子はA君と定期テストの点が同じなのに評定が低い」との苦情電話がありました。あなたはどのように対応しますか。
  3. 個人面接の中でのロールプレイングは、面接官が生徒役や保護者役をつとめ、受験者が教員をつとめる形が普通です。例えば次のような問題があります。
  4. あなたが授業で教室に行った時、「先生の授業がつまらない」と言って教室の外に飛び出す生徒がいました。その生徒に対してどのように指導しますか。私が生徒役をつとめますから、あなたは先生として指導を行ってください。
    また、例としては少ないながら、面接官の前で受験者2名が生徒役と先生役を交互につとめる形のロールプレイングもあります。

11 集団面接(集団討論)は、どのように展開されるのですか。
集団面接は約8割の都道府県・政令指定都市で行われ、集団討論の形で実施されることが多いようです。最近の東京都の場合について説明します。一つのテーマについて5名の受験者で討論し、その後、面接官との質疑応答があります。
まず、「皆さんは、ある学校の同学年の学級担任とします。」と受験者への指示があります。次に、6つの「集団面接話合いテーマ」から一つのテーマを選択します。次に、「あなたは、担任として、この問題を解決するために、どのように取り組んでいきますか。考えをまとめて発表してください。考えのまとまった人から、挙手をして発表してください。」と指示があります。
受験者1人ずつの発表が終わると、同じ学年の学級担任として学年で協力して解決するために、皆でどのように取り組んでいくかを20分間で話合い、時間内に意見をまとめるよう指示されます。全体の進行は受験者に任されます。話合い終了後、面接官から全員に話合いに基づく質問があります。
集団面接は、全体で40分間であり、評価の観点は「表現力、説得力」「調整力、協調性など」と公表されています。「集団面接話合いテーマ」は例えば次のような内容で、一つのグループで一つのテーマに取り組みます。いずれも学校で実際に起こりそうな問題で、学校や児童生徒の実情に応じた実践的な取り組みが求められます。

集団面接話合いテーマの具体例

  1. 最近、あなたの学級で、教員の指示を無視する子供が増え、授業が成り立たなくなりました。
  2. あなたの学級の複数の子供たちから、先生によって授業の進度が違いすぎるという不満がでました。
  3. 最近、あなたの学級で、忘れ物や提出物の期限が遅れるなど、生活態度の乱れた子供が目立ってきました。
  4. ある日の放課後、あなたの学級の複数の子供から、同じ学級の中に、いじめられている子がいると相談されました。
  5. あなたの学級の健康診断の結果を集計したところ、視力が落ちている子供が昨年度より増加していることがわかりました。
  6. あなたの学級に、落ち着きに欠け、集中力がなく、情緒が不安定な子供が、複数進級してきました。

12 模擬授業は、どのようなものですか。
模擬授業が実施されるのは主に二次試験ですが、実施する県によって実施方法に違いがあります。事前に教材研究して学習指導案を準備していく場合と当日受験会場で課題が与えられ指導計画を考えて行う場合とがあります。
例えば、神奈川県の場合は前者です。事前にあるテーマに沿った1単位時間の授業計画を立て、学習指導案を作成し、導入から展開にかけての最初の10分間(準備・片付けを含む)を模擬授業として行います。模擬授業中に他の受験者は生徒役となります。各受験者(10名程度)の模擬授業が終了した後に、受験者同士でグループ協議を行います。各受験者がテーマに沿った授業計画に関して自己評価を1分程度で発表した後、模擬授業及び自己評価を踏まえてテーマに沿ってグループ協議を25分程度行います。模擬授業のテーマは事前に示されますが、例えば「習得した基礎的・基本的な知識及び技能を活用して、問題解決を図る活動を重視した授業」などです。
 また、県によっては模擬授業の内容が教科指導ではないこともあります。学級担任としてホームルームである事柄について生徒に指導するという形の模擬授業であり、例えば次のような問題です。

  1. インターネットで本校の生徒が誹謗・中傷の被害を受けた。あなたは学級担任としてクラスの生徒に朝のホームルームでどのように伝えるか。
  2. 校長から「部活動に全生徒を入部させるように」との通達があった。あなたは高校1年生の学級担任としてホームルームでクラスの生徒を指導せよ。

13 二次試験に学習指導案を持参することになっています。作成のポイントを教えてください。
神奈川県の場合、学習指導案(A4判縦向き)を事前に作成し、当日必要部数を持参して最初の10分間について模擬授業を行います。学習指導案の作成にあったっては教員就職指導室に保管されている作成例を参考にしてください。
評価規準を踏まえた学習指導案を作成することが大切です。学習活動に対応してどの観点についてどのように評価するのかを考える必要があります。なお、1時間の学習活動の中でその教科の全ての観点について評価することは難しいので、1つか2つの観点について評価する計画を立てるとよいでしょう。学習指導案に記載するのは次のよう内容です。なお、欄外に評価の観点を記載しておくのがよいでしょう。
1 日時  4 本時の目標
2 単元名 5 単元指導計画(時間構成のこと)
3 教科書 6 本時の指導書(次の指導案参照)

(本時の指導案の例)
段階
学習内容
学習活動
指導上の留意点・観点別評価
       

14 東京都では、二次試験に単元指導計画を持参することになっています。作成のポイントは何ですか。
東京都は、2006年夏の試験から、単元指導計画(B4判縦向き)を持参し、それを個人面接の時に提出することになっています。多くの場合、個人面接の冒頭の数分間で単元指導計画に関する質問があります。かつては単元指導計画の一部分について模擬授業を求められることもありましたが、最近は質疑応答のみになってきています。ある一まとまりの単元(数時間〜10時間程度)についてきちんと授業計画を立てられることが求められます。単元の選択は任意ですが、選択理由を説明できるようにしておくことが必要です。
2009年夏の試験から、単元指導計画の書式例を東京都教育委員会が示しています。受験者は、その書式例に合わせて作成すればよいので考えやすくなりました。その書式例は東京都教育委員会のホームページで見ることができます。それによれば、単元指導計画はB4版縦の1枚で(裏面は使わない)、右上に受験校種、教科(科目等)、受験番号、氏名を記入し、次の内容を記載することになっています。

1 単元名 4 指導観(単元観、児童・生徒観、教材観)
2 単元の指導目標 5 単元の指導計画と評価計画
3 単元の評価規準 6 指導に当たっての工夫等

これら1〜6のうちで「5 単元の指導計画と評価計画」が内容上の中心になりますが、その書式例は次のとおりです。

(単元の指導計画と評価計画)
 
学習活動・学習内容
学習活動に即した具体的な評価規準[評価方法]
第1時
第2時    

15 合格後の採用面接とはどのようなものですか。
東京都の場合、公立学校の合格者に対して、11月頃に説明会が開かれます。12月に提出する書類には校種の希望順位を記入する欄がありますが、希望したとおりの校種に決まるとは限りません。その後、2月下旬〜3月上旬頃に、区市教育委員会による採用面接があります。高校の場合は各校から直接連絡があり、その学校に行って面接を受けます。区市教育委員会は、配置校のプランを持ちながら、適任者と出会いたいと考えています。複数の候補者に呼びかける場合があり、1回目の採用面接で決まるとは限りませんが、合格者は必ずどこかに採用されます。採用面接の段階では、その地域を辞退できないことになっています。

16 東京都に合格しましたが、大学院教職研究科への進学の希望もあります。特例措置があると聞きましたが、どのようなものですか。
2008年4月から、早稲田大学に大学院教職研究科が開設されました。東京都教育委員会では、すでに合格した受験者が、大学院教職研究科の試験に合格して大学院に進学する場合、教員採用候補者名簿の登載期間を延長するとの特例措置を定めました。神奈川県にも同様の特例措置があります。  また、埼玉県や愛知県等には、教職研究科でなくても一般に大学院で専修免許取得見込の合格者には教員採用候補者名簿の登載期間を延長するという特例措置があります。

17 期限付任用教員・臨時的任用教員について、教えてください。
東京都では、出願時に提出書類の中に期限付任用教員採用候補者名簿への登録を希望するか否かを記入する欄があります。二次試験の合格発表の際に、合格者以外に期限付任用教員採用候補者名簿登載者の発表があります。
期限付任用教員は、年度途中の教員の病気休職や退職、学級増など、教員の欠員が生じた場合に、臨時的任用教員として学校に勤務します。勤務内容は、正規教員とまったく同様であり、授業を行うだけでなく学級担任や校務分掌も担当するので、授業だけを担当する非常勤講師とは異なります。任用期間は、最長で1年間です。
期限付任用教員採用候補者名簿に登載されても任用されるとは限りません。任用される人は、多くの場合、3月末から4月初旬(年度の替わり目)に、区市教育委員会から面接の連絡があります。面接の結果、任用されない場合もあります。任用される学校は小学校や中学校が主で高校は極めて少数です。
東京都の期限付任用教員採用候補者名簿に登載された場合、翌年の採用試験では一次試験が免除になります。また、5月1日現在任用されており、一定の期間、教壇に立つ機会を得た場合には、9月に別途行う個人面接のみの選考となります。
東京都以外の道府県・市では、二次試験の合格発表が済んだ秋の頃に、臨時的任用教員の募集を行います。東京都と異なり教員採用試験を受けなかった人でも教員免許があれば登録できます。各県教育委員会のホームページを見て登録の手続きをします。任用された場合、1年間の契約です。公立学校を第1希望とする受験者は、この制度を活用して学級担任や部活動など教諭と同等の勤務を経験し、次の機会に備えることが有効です。

18 東京都の教員採用試験の大学推薦制度について教えてください。
東京都には、特別支援教育教員の志望者、小学校教員の志望者(2011年には早稲田大学も対象)、教職大学院修了予定者についての大学推薦制度があります。大学からの推薦者は、東京都教育委員会による推薦書類及び小論文の内容に関する総合的な判断を経て、一次試験が免除されます。
大学推薦については、例年、4月中旬に学内選考があり、4月下旬に大学から東京都教育委員会に推薦します。大学推薦の希望している人は4月初めにまず教員就職指導室を訪ねて相談してください。
 スポーツや文化活動の実績による大学推薦は2010年からなくなり、スポーツ・文化・芸術活動特別選考ということになり、実績のある人が個人で応募することになりました。


私立学校の部

1 私立学校の募集の情報は、どのように集めるのですか。
私立学校の募集の情報は、三つの方法で取得することができます。募集は、6〜7月、10〜11月がピークですが、5月から翌年2月まで続きます。各私立校では、人事の計画が定まり次第募集するため年間を通して募集が続くことになります。

(1)早稲田大学への求人募集

  1. 教員就職指導室の前には各教科の掲示板があります。受験を考える学校の求人票があれば、教員就職指導室に立ち寄り、控えをコピーすることができます。
  2. 掲示と同じ情報が、早稲田ネットポータルで閲覧できます。大学のホームページから、キャリアセンターの求人情報(教育)で検索して、閲覧することができます。
(2)私立学校教員適性検査の活用

東京都・静岡県・愛知県・兵庫県・広島県・福岡県等の私学協会では、8月最終日曜日に私立学校教員適性検査を実施しています。検査は教職教養と専門教養の二本立てで、検査の結果はそれぞれがA〜Dの4段階にランク付けされます。加盟する私立校は、結果が出る9月中旬からぜひ応募してくださいと出願呼びかけを始めます。専門教科と教職教養のランク付けは厳しいことですが、私立校希望者には是非受検を勧めます。

(3)私学教員募集サイトの利用

早稲田大学とは関係のない一般公募ですが、インターネットで私立学校教員の募集に関するサイトから情報を得る方法もあります。

2 私立学校の選考はどのように行われるのですか。
私立学校の教員採用選考では、多くの場合、一次試験は書類選考です。二次試験以降に、面接や模擬授業があります。次に示すのはいくつかの私立校の選考の方法の例です。筆記試験を行う私立校もありますが、私立学校教員適性検査を活用する学校は、書類選考・面接が中心です。面接が、教科面接→校長面接→理事長面接と段階的に複数回ある学校もあります。

A校 1次試験 書類選考(履歴書、成績証明書)
  2次試験 模擬授業・面接
B校 1次試験 書類選考(履歴書、成績証明書、自己紹介書(1000字以上※)
※卒論あるいは修論の題目を明記し、高校・大学での部活動・サークル活動にも触れ、さらに「私の目指す教師像」についてあなたの考えを自由に論じてください。
  2次試験 模擬授業・面接
  3次試験 適性検査、校長面接
C校 1次試験 書類選考(履歴書、大学(大学院)の所属ゼミ名と卒論(修論) の内容要約、専門分野の現在の関心、教員としてどのような授業を行いたいか)
  2次試験 模擬授業・教科面接、校長・教頭面接

3 受験準備は、いつから始めれば間に合いますか。
私立学校の試験日や私立学校教員適性検査実施日に間に合うように準備することになります。応募する学校、公立学校との併願、教育実習の時期等の条件により、受験準備に必要な期間は受験者により異なります。時期的に早い私立学校は5月〜6月に応募を締切りますが、4年生の場合、教育実習の時期と重なります。教育実習に行く前に模擬授業をやることになるのは少々難しさがあります。公立学校と併願する場合は、7月に一次試験、8月に二次試験があるので、それらとの関係で応募しにくい私立学校もあるでしょう。公立は希望せず私立だけを志望する場合は、受験したい学校の締切りの時期に合わせて応募していくことになります。私立学校教員適性検査には、教職教養(一般教養、小論文を含む)がありますので、教員就職指導室で過去問題を確認し、計画を立てて準備することが必要です。

4 東京都の私立学校教員適性検査とは、どのようなものですか。
試験科目は、教職教養と各専門教科です。東京の場合、国語、地理、日本史、世界史、政治・経済、数学、物理、化学、生物、英語が実施教科・科目です。受付期間は6月末〜7月初の3日間で、受検料は20,000円です。  専門教科と教職教養の成績をA・B・C・Dの4ランクで出し、9月中旬に本人への通知があった後、出願呼びかけが始まります。私立学校では、翌年度の人事計画が固まり次第、募集の動きを始めますので、9月から翌年1月にかけて出願呼び掛けが続きます。私立学校は、専任教員・非常勤講師等の募集にこの結果を活用します。特に専門教科のランクの高い順に呼び掛ける傾向があります。  東京の私学協会では6月下旬に私立学校教員適性検査の説明会を実施していますので、参加して協会の説明を聞くことができます。(説明会への参加は義務ではありません。)

5 私立学校教員適性検査の準備について、教えてください。
教員就職指導室では、毎年、東京私立中学高等学校協会刊行の問題集を購入していますので、出題傾向を把握してください。なお、受検者も実費で購入できます。

受検者の報告(化学)

私学適性検査を受検するにあたって一番初めにしたことは、過去問を見ることであった。私は化学で受検をしたが、問題を見て受けた印象は「センター試験みたい」ということだった。そこで、大学受験の時に使用していた問題集を引っ張り出して一通り問題を解いてみることにしたが、始めた時期が4月と遅かった上に、教育実習やゼミ発表などの準備で思うように進まず、結局全体の4分の3程度終わった状態で、受検に臨むことになった。  また、教職教養は、過去問を見ただけで、それ以上準備をする余裕がなく不安なまま当日を迎えた。 検査当日は、検査の前に思ったより時間があるなと思いつつ、終わらせられなかった範囲のポイントを必死におさえようとした。検査が始まり、まずは化学であったが、やはりどこかで見た問題という印象を受けた。しかし、終わらせられなかった範囲が出てしまい、その部分は思い出すことができなかったが、その他のところはわかる限り書いた。時間は丁度良いくらいであった。教職教養は、憲法に関することや時事問題なども含めた問題であったが、記述が多く、まったく書く練習をしていなかったことが響き、時間が足りなかった。化学は、大学受験レベルの問題をまんべんなく解けるようにしておくと良いと思う。

受検者の報告(英語)

大切なのは、いかに専門教科の実力を磨くかということである。自分の場合は英語であるが、普段から英語の勉強を続けていたので、特別な対策は必要ではなかった。TOEICのスコアを伸ばすために行った学習が、そのまま生きていた。TOEICは865点だったが、このスコアのおかげで、各学校からよい評価をいただいたようである。 私学適性検査の問題は、傾向が年ごとに変わるので、対策が立てにくいと言われている。 しかし、内容はそれほどむずかしくない。すべてに通じる力を伸ばすことが大切である。 教職教養は、公立学校の採用試験の内容とほぼ同じである。市販されている採用試験用の参考書などを使って勉強するとよい。幅広く出題されるので、一通り対応できる知識が要求される。時事問題にも関心を持っておくと、役立つであろう。

 

6 私立学校教員適性検査がない県には履歴書依託制度があると聞きます。どのようなものですか。
都道府県には私学協会の事務局があります。私立学校教員適性検査を実施しない道府県では、採用希望者から出願書類を預かる依託制度がありますので、利用してください。履歴書のほか課題小論文の提出が必要な地域もあります。東京都の場合も、保健体育など私立学校教員適性検査の教科・科目にない教科の私学希望者はこの制度を利用することになります。なお、履歴書依託には若干費用がかかることがあります。

7 私立学校の教諭・常勤講師・非常勤講師は、どのように異なりますか。
私立学校の募集案内に見られる職種には、教諭、常勤講師、非常勤講師があります。常勤講師・非常勤講師は1年契約です。非常勤講師は、授業だけを担当し、授業が終われば勤務も終りになります。常勤講師(専任講師と呼ぶこともある)は、教諭と同じ勤務形態(フルタイム勤務)で、授業だけでなく学級担任・校務分掌・部活動指導等も担当します。教諭は、単年度契約ではなく、2年目以降の見通しが持てることになります。  私立学校の教員募集においては、専任教員の募集であっても、まず1年目は常勤講師(専任講師)として採用し、その勤務実績を見て、その後、専任教員として採用するという方法が多くの学校で行われています。公立学校教員の場合も、1年目は特別評価の期間ですが、私立学校の場合は指導力等に問題があれば次年度は契約されないこともありえます。

8 個人面接では、どのような質問が出るのですか。
書類選考のために提出した履歴書を手元に置いて質問が出されます。

受験者の報告(英語)

1次面接では面接官が8人おり、それぞれから3〜4の質問があった。  内容については、自分自身に関するもの、どのような大学生活を送ってきたか、研究内容は何か、現在の教育の問題点、それに対する改善法、学校で何か問題があったらどのように対処するか、生徒にどのように接していくか、どのような指導をするか、など。そのほか、部活動や担当科目に関連した質問があった。教科が英語だったので、英語による面接もあった。 大切なのは、実際に教壇に立ったらどのような教育を行っていくか、明確にプランを立てることではないだろうか。普段から考えを練っていれば面接での答えは自ずから出てくる。面接で特別なことを言おうなどと思ってはいけない。ありのままの自分で臨めばよい。そして、何よりも、教師になりたいという、強い思いを持つことが大切である。 面接で自分を表現して伝えるということは、簡単なことではない。慣れも必要であろう。自分が合格をいただいたのは、面接にも慣れてきて、ありのままの自分を自然体で表現できるようになったと感じた時だった。  普段から、よい教師になるために自分を磨いていく努力が、結果を生むのだろう。抽象的かもしれないが、それが何よりも有効な対策であると信じている。

9 模擬授業について、教えてください。
私立学校でも、模擬授業を実施する学校が増えてきています。一次試験合格者に授業の単元や使用教材を封書で連絡し、予め指導計画を練らせて実施する場合や、試験の当日に教材を提示し、考える時間を与えた後面接官の前で模擬授業を実施する場合があります。どちらかと言えば前者が普通です。教材は指定される場合が多いのですが、中には自分で好きな教材を選べる場合もあります。学習指導案を事前に送付させる場合もあります。また、形式的には面接者の先生方を生徒役として模擬授業をするのが普通ですが、教室で実際の生徒を相手に模擬授業を実施する場合もあります。  学習指導案は1単位時間分作成しても、模擬授業は15分〜20分程度の場合が多いので、その中でアピールする工夫が必要です。模擬授業で大切なことは、「生徒に知識を教えること」ではなく、その教材を通じて「生徒に考えさせること」です。先生による一方的な講義形式ではなく、先生と生徒との双方向的な授業を工夫することが大切です。そのためには、与えられた教材に即して具体的な発問を念入りに研究することが必要です。先生が発問することで生徒に考えさせます。先生と生徒が同じ教材を目の前にして考え、その結果、生徒の気付かなかったことを先生が指摘してみせ、生徒が「へぇー」と驚くような授業展開ができれば、模擬授業としてもアピールできます。

10 私立学校の中には大学からの推薦書が必要ですが、どうすればよいのですか。
すべての学校ではありませんが、大学から推薦書が必要な場合があります。ゼミの教授など身近な指導者に作成を依頼することが基本です。卒業生などで難しい事情がある場合には、教員就職指導室に相談してください。書式の提供と、その後の進め方について説明します。

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本学の実績

2010年度 教職課程履修者数

学 部 1年 2年 3年 4年 5年以上 合 計
政治経済学部 41 29 14 14 6 104
法学部 18 20 12 14 3 67
第一文学部     1 5 15 21
第二文学部         8 8
教育学部 647 485 432 435 64 2063
商学部 41 16 9 4   70
理工学部         8 8
社会科学部 52 68 43 27 10 200
人間科学部 26 40 52 33 2 153
スポーツ科学部 151 156 167 159 8 641
国際教養学部 18 25 3 11 3 60
文化構想学部 131 125 85 67   408
文学部 181 166 126 166   639
基幹理工学部 39 49 33 34   155
創造理工学部 14 15 5 6   40
先進理工学部 59 33 22 21   135
大学院教育学研究科 9         9
合計 1427 1227 1004 996 127 4781

2009年度 箇所別教員免許状取得者数

(その1)
  免許状取得者数 内        訳
件数 国語 書道 社会 地歴 公民 数学 情報 理科 保健体育 工業 商業
中学 高校 中学 高校 高校 中学 高校 高校 中学 高校 高校 中学 高校 中学 高校 高校 高校
学 部 政治経済学部 17 7 23 0 0 0 7 12 11 0 0 0 0 0 0 0 0 0
法学部 8 6 13 0 0 0 6 5 8 0 0 0 0 0 0 0 0 0
文学部 10 8 9 5 6 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
第一文学部 108 96 122 37 42 0 22 26 9 0 0 0 0 0 0 0 0 0
第二文学部 41 31 46 14 17 0 9 13 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0
教育学部 312 267 360 54 65 0 98 92 77 43 45 2 17 18 0 0 0 0
商学部 2 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2
理工学部 63 53 75 0 0 0 0 0 0 32 41 8 21 26 0 0 0 0
基幹理工学部 3 3 2 0 0 0 0 0 0 3 2 0 0 0 0 0 0 0
先進理工学部 5 2 7 0 0 0 0 0 0 1 4 0 1 3 0 0 0 0
社会科学部 26 15 39 0 0 0 15 15 22 0 0 1 0 0 0 0 0 1
人間科学部 36 16 36 0 0 0 11 15 12 0 0 2 0 0 0 0 0 0
スポーツ科学部 76 65 84 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 65 84 0 0
人間科学部(通信) 3 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0
学 部 小 計 710 569 821 110 130 0 169 179 144 79 92 16 39 47 65 84 0 3
大 学 院 政治学研究科 4 4 4 0 0 0 4 0 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0
文学研究科 12 10 12 6 7 0 3 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
理工学研究科 1 1 1 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
基幹理工学研究科 11 8 11 0 0 0 0 0 0 8 10 1 0 0 0 0 0 0
創造理工学研究科 3 2 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 3 0 0 0 0
先進理工学研究科 7 6 8 0 0 0 0 0 0 1 1 1 5 6 0 0 0 0
教育学研究科 45 37 48 12 12 1 12 11 9 4 4 0 0 0 0 0 0 0
教職研究科 46 37 51 6 6 0 18 16 13 5 6 1 1 2 0 0 0 0
社会科学研究科 1 1 1 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
人間科学研究科 3 2 6 0 0 0 2 2 2 0 0 2 0 0 0 0 0 0
スポーツ科学研究科 10 10 10 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 10 10 0 0
国際情報通信研究科 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
大 学 院 小 計 143 118 155 24 25 1 40 33 29 19 22 5 8 11 10 10 0 0
総  計 853 687 976 134 155 1 209 212 173 98 114 21 47 58 75 94 0 3


(その2)
  免許状取得者数 内        訳
件数 英語 仏語 ドイツ語 ロシア語 中国語 西語 福祉 特別支援学校 小学校
中学 高校 中学 高校 中学 高校 中学 高校 中学 高校 中学 高校 中学 高校 高校
学 部 政治経済学 17 7 23 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
法学部 8 6 13 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
文学部 10 8 9 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
第一文学部 108 96 122 34 39 1 1 0 1 1 2 1 2 0 0 0 0 0
第二文学部 41 31 46 8 11 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
教育学部 312 267 360 55 61 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 10 0
商学部 2 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
理工学部 63 53 75 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
基幹理工学部 3 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
先進理工学部 5 2 7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
社会科学部 26 15 39 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
人間科学部 36 16 36 5 7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 11 0 0
スポーツ科学部 76 65 84 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
人間科学部(通信) 3 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
学 部 小 計 710 569 821 104 120 1 1 0 1 1 2 1 2 0 0 11 10 0
大 学 院 政治学研究科 4 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
文学研究科 12 10 12 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
理工学研究科 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
基幹理工学研究科 11 8 11 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
創造理工学研究科 3 2 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
先進理工学研究科 7 6 8 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
教育学研究科 45 37 48 8 10 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3
教職研究科 46 37 51 7 7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 11
社会科学研究科 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
人間科学研究科 3 2 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
スポーツ科学研究科 10 10 10 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
国際情報通信研究科 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
大 学 院 小 計 143 118 155 16 18 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 14
総  計 853 687 976 120 138 2 2 0 1 1 2 1 2 0 0 11 10 14

2009年度 教育学部 教員免許状取得者数

(その1)
  卒業者数 免許状
取得者数
内訳
件数 国語 社会 地歴 公民 数学 情報 理科 英語
中学 高校 中学 高校 中学 高校 高校 中学 高校 高校 中学 高校 中学 高校
教育学専攻教育学専修 101 33 31 45 0 0 31 26 19 0 0 0 0 0 0 0
教育学専攻生涯教育学専修 89 15 11 15 0 0 11 8 7 0 0 0 0 0 0 0
教育学専攻教育心理学専修 40 6 6 5 0 0 6 3 2 0 0 0 0 0 0 0
国語国文学科 122 57 47 57 47 57 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
英語英文学科 143 59 53 59 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 53 59
地理歴史専修 117 35 29 55 0 0 29 35 20 0 0 0 0 0 0 0
社会科学専修 203 28 20 42 0 0 20 16 26 0 0 0 0 0 0 0
数学専修 90 43 41 45 0 0 0 0 0 41 43 2 0 0 0 0
生物学専修 52 13 12 13 0 0 0 0 0 0 0 0 12 13 0 0
地球科学専修 34 3 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 0 0
学際コース 78 5 3 5 2 2 0 2 0 0 0 0 0 0 1 1
科目等履修 0 15 11 16 5 6 1 2 3 2 2 0 2 2 1 1
 合  計 1069 312 267 360 54 65 98 92 77 43 45 2 17 18 55 61


(その2)
  卒業者数 免許状
取得者数
内訳
件数 仏語 ドイツ語 中国語 西語 特別支援学校 小学校
中学 高校 中学 高校 中学 高校 中学 高校 中学 高校
教育学専攻教育学専修 101 33 31 45 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0
教育学専攻生涯教育学専修 89 15 11 15 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0
教育学専攻教育心理学専修 40 6 6 5 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
国語国文学科 122 57 47 57 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
英語英文学科 143 59 53 59 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
地理歴史専修 117 35 29 55 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
社会科学専修 203 28 20 42 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
数学専修 90 43 41 45 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
生物学専修 52 13 12 13 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
地球科学専修 34 3 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
学際コース 78 5 3 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
科目等履修 0 15 11 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
 合 計 1069 312 267 360 0 0 0 0 0 0 0 0 10 0
※ 科目等履修生の人数は卒業者数の合計に含まない。
件数計 中学 高校 特支 小学校
637 267 360 10 0

〈参考資料〉
教員採用試験 早稲田大学合格者数 (過去4年間の延べ数)
2011年度教員採用試験(2010年度実施)合格者数は、
2011年1月21日までの報告によるものです。

(1)公立学校教員

教科 08年度 09年度 10年度 11年度
国語 14 27(8) 20(16) 25(7)
社会 19 20(9) 38(7) 41(8)
数学 7 14(5) 14(4) 17(4)
理科 1 6(0) 8(0) 7(3)
保健体育 3 6(3) 8(6) 12(6)
英語 3 18(9) 26(9) 25(5)
情報 - - - 1
商業 - 1(0) - -
特別支援学校 2 7(1) 5(2) 4(3)
小学校 4 19(11) 19(19) 25(27)
その他 - - 1(0) 1
合 計 53 118(46) 139(63) 158(63)
※( )の数字は東京都の期限付任用教員名簿登載者数
※09年度〜11年度については都教委の集計資料を利用した

(2)私立学校 専任教員

教科 08年度 09年度 10年度 11年度
国語 14 11 27 15
社会 12 15 10 13
数学 4 6 8 10
理科 2 2 6 8
保健体育 5 1 3 4
英語 11 9 20 7
情報 - - 1 -
商業 - - - -
小学校 2 1 2 1
幼稚園 - - 1 -
司書 - - 1 -
合計 50 45 79 58

(3)私立学校 非常勤講師

教科 08年度 09年度 10年度 11年度
国語 10 10 9 3
社会 6 8 6 -
数学 5 6 6 4
理科 3 1 3 -
保健体育 1 6 8 2
英語 7 12 10 2
情報 1 - - -
小学校 - - 1 -
司書 - - - -
合計 33 43 43 11
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教員募集情報

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本学の教員サポート

早稲田大学の教員就職支援体制

早稲田大学が教育・総合科学学術院教育会を中心に教員就職支援のために実施する指導会等の年間計画は次のとおりです。

  1. 3月〜4月 教育実習ガイダンス
  2. 3月下旬 第1回教員就職指導会(公立・私立の求める教員像)、
    教職課程講習会
  3. 4月 キックオフガイダンス(キャリアセンター主催)
  4. 5月中旬 第2回教員就職指導会(新任教師の近況と受験体験)
  5. 5月中旬 集団面接練習会
  6. 7月中旬 集団討論・個人面接・模擬授業練習会
  7. 8月中旬 第3回教員就職指導会(公立学校二次試験対策)
  8. 9月下旬 教員就職キックオフガイダンス(キャリアセンターと共催)
  9. 10月 論作文指導会
  10. 11月 教員採用試験合格体験談を聞く会
  11. 12月上旬 第4回教員就職指導会(公立・私立合格者向け)
  12. 2月上旬 小学校教員資格認定試験合格者発表会
これらの指導会等は、新しい情報を得る機会となります。特に3月下旬の教職課程講習会は、各専門教科、教職教養、一般教養・論作文、英語実技について、各3回の稲門の先輩による指導があります。上記のうち⑧⑨⑩⑫は特に3年生以下を対象としています。
個別の相談・指導は、教員就職指導室が担当します。学部生・大学院生・卒業生が月曜日から土曜日まで、都合のよい時間に来室して、各自が抱える問題を相談し、採用試験に向けての準備を計画します。準備には、独学でできるものとアドバイザーの支援が必要なものがあります。ぜひ教員就職指導室に来室し、教師への夢を実現しましょう。
年間4回の教員就職指導会は、主にその年度の受験者を対象としていますが、下の学年の学生も参加できます。これらの指導会等の企画については早稲田ネットポータルで案内をしますので、積極的に参加してください。

-教師を目指す学生の皆さんへ-

1.はじめに
本学に教員就職指導室が設置されてから、今年で34年目になります。教員就職指室は早稲田大学から小・中・高等学校の教員を目指す皆さん(学部生、大学院生、卒業生)が教員採用試験に合格できるように様々な支援をしています。学校現場で長い勤務経験のある3人のアドバイザーが、皆さんの就職相談にのったり、論文や面接、模擬授業などの指導・助言をしています。アドバイザーは、学校現場を踏まえた現代の教育課題について実践的なアドバイスを行っています。
早稲田大学から教員をめざす皆さんで、この部屋の存在を知らない人がいるのはもったいない気がします。教員になりたいと決意したらできるだけ早くその準備に取り掛かることが肝要です。学部生は3年生、大学院生は1年生の秋頃から来室し、教員採用試験の準備をしてほしいと思っています。

2.「教育は人なり」
「教育は人なり」という言葉は古くて新しい、まさに教育の本質をついた不易のものであると思います。2006年の中教審の答申に「これからの社会と教員に求められる資質能力」として、次のように記されています。
社会の大きな変動に対応し、国民の学校教育に対する期待に応えるためには、教員に対する揺るぎない信頼を確立し、国際的にも教員の資質能力がより一層高いものとなるようにすることが極めて重要である。
変化の激しい時代だからこそ、教員に求められる資質能力を確実に身に付けることの重要性が高まっている。また、教員には、不断に最新の専門的知識や指導技術等を身に付けていくことが重要となっており、「学びの精神」がこれまで以上に強く求められている。 
「今後の教員養成・免許制度の在り方について」
また、『教員に対する揺るぎない信頼を確立する』ため、優れた教師の条件として次の3点をあげています。(2005年中教審答申)

① 教職に対する強い情熱
教師の仕事に対する使命感や誇り、子どもに対する愛情や責任感など
② 教育の専門家としての確かな力量
子ども理解力、児童・生徒指導力、集団指導の力、学級作りの力、学習指導・授業づくりの力、教材解釈の力など
③ 総合的な人間力
豊かな人間性や社会性、常識と教養、礼儀作法をはじめ対人関係能力、コミュニケーション能力などの人格的資質、教職員全体と同僚として協力していくこと

これらの国レベルの優れた教師の条件を受けて、教員採用選考試験を実施する各都道府県教育委員会は望ましい教師像を公表しています。例えば、東京都は望ましい教師像として次の4つをあげています。

①教育に対する熱意や使命感をもつ教師
・子供に対する深い愛情
・教育者としての責任感と誇り
・高い倫理観と社会的常識
②豊かな人間性と思いやりのある教師
・温かい心、柔軟な発想や思考
・幅広いコミュニケーション能力
③子供のよさや可能性を引き出し伸ばすことができる教師
・一人一人のよさや可能性を見抜く力
・教科等に関する高い指導力
・自己研さんに励む力
④組織人としての責任感、協調性を有し、互いに高めあう教師
・より高い目標にチャレンジする意欲
・若手教員を育てる力
・経営参加への意欲

どれも教員の資質能力として、欠かせないものであり、なるほどと思う点ばかりです。
では、はじめからこれらの要件を満たしていなければ教員としてやっていかれないかといえば、それは否です。これらは生涯をかけて学び続け、修得していくものであり、普段の努力で身に付けていくものです。その意味で教員は常に向上心をもって自分を高めていく ことが大切です。
教員志望の決意を固めた時から、まずは「教職に対する強い情熱」を土台として、一つずつ身に付けていく努力をしてください。

3.教員採用試験の準備
教員になるためには、まず教員免許取得に必要な単位の履修を進め、教員免許状を取得するとともに、公立ならば各都道府県や政令指定都市の教員採用選考試験に、私学ならば各学校独自の採用試験に合格しなければなりません。試験の内容は、教職教養、一般教養、専門教養、論作文、面接(個人・集団)、模擬授業などです。

(1)自らの力で準備するもの
教職教養、一般教養、専門教養は各自で計画を立てて準備をしてください。教員就職指導室には全国の都道府県等の過去問題の本や資料が取り揃えてあります。それらを参考にして各自で計画的に準備してください。また、例年、3月末に実施される教員就職指導室と教育学部教職課程主催の教職課程講習会でもこれらの講習を行います。

ア 教職教養・一般教養
受験する都道府県などの過去の出題傾向を参考にして、計画を立てて各自で準備してください。教職教養は、教育原理、教育心理、教育法規、教育史、教育時事などの内容を含んでいます。一般教養は、教員として、また一般社会人として身に付けておきたい内容の問題が出題されています。受験する県の過去の問題を参考にして準備するといいでしょう。

イ 専門教養
自分の専門とする教科の力量が問われます。受験する県の過去の出題傾向をしっかりと分析して臨むことが重要です。かなり高度な内容が出題されることもあります。 また、この専門教養で、教師としての専門性が試されますので、力を入れて準備をしてください。小学校の場合は全科ですから幅広く勉強する必要があります。学習指導要領等からも多く出題されますので、よく読みこんでおくことが肝要です。

(2)教員就職指導室が支援できる準備

ア 論文指導
字数や時間はいろいろですが、多くの都道府県や私立の採用試験で論文試験が課されています。全国的にみると、字数は800字、時間は60分というのが平均的です。
各受験科目ごとに最低基準を設け、その基準を下回る科目があると他がどんなに優れていても不合格にする方法を採っており、最低基準を公表している県もあります。その場合、教職教養や専門教養がどんなに優れていても論文が基準に達していなければ不合格になります。合格するためには優れた論文を作成することが必要です。
時間制限のある中で優れた論文を書くことが難しいのです。そのために、教員就職指導室では、まず論文のフォーム(型)を習得して、様々な課題に対してそのフォーム(型)を応用して書くように指導・助言しています。フォーム(型)を身に付けて書くことが論文上達への近道でもあります。具体的に2010年夏に実施された東京都のA問題を例に挙げて説明をします。
A問題 
各学校では、児童・生徒が、基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得するとともに思考力・判断力・表現力等を身につけることができるよう、指導の改善・充実に取り組んでいます。
1 このことについて、児童・生徒の実態や社会的な背景に触れながら、あなたの考えを750字程度で述べなさい。ただし、630字を超えること。
2 1で述べた考えに立って、あなたは教師としてどのように実践していくか、志望する校種・教科等に即して、750字程度で具体的に述べなさい。ただし、630字を超えること。


1 今、なぜ、基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得するとともに、思考力・判断力・表現力等を身につけることができるよう、指導の改善・充実に取り組んでいるかについて、しっかりと理由(根拠)付けをして書きます。理由付けの視点として、次の@〜Cの4点が考えられます。

①児童・生徒の実態
②社会的背景
③自分自身の経験
④教育の普遍的価値

このうち①と②は、問題に「児童・生徒の実態や社会的な背景にも触れながら」とあるので、1の解答の中で必ず触れるようにしなければなりません。



だから、学校教育において、児童・生徒が、基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得するとともに、思考力・判断力・表現力等を身につけることができるよう、指導の改善・充実に取り組んでいくことが、課題である。

 2 児童・生徒が、基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得するとともに、思考力・判断力・表現力等を身につけることができるよう、私は○○学校(校種)の△△科(教科)の教師として具体的に次のような教育活動を実践すると述べて、具体策を示します。


課題に関わる大きな視点に戻って、教師としての決意、覚悟を述べて結びとする。
(結びは力強く2〜3行で)
課題のみに捉われないで、教育全体を視野に入れた言葉で終わるのもよい。

  1. これは、東京都の問題を例にして、論文のフォーム(型)や視点等を述べたものですが、他の受験先の論文でもこのフォーム(型)を応用し、文字数によって内容を削ぎ落としたり付け加えたりすることによって対応できる場合が多いと思います。
  2. 教育課題の分析や理由付けは比較的よく書けるのですが、その課題を解決するための具体的な方策となると、なかなか書けない場合が多く見られます。受験生は、まだ教師として児童・生徒を指導したことがない人が多いので、具体策が書きにくいというのは当然ですが、そこを何とか頑張って、説得力のある方策を示して欲しいものです。自分は教師としてどんな取り組みをするか、授業・学級経営などについて日頃から教員として実践したいと思う取り組みを考えておくことが大切です。
  3. 逆に、自分自身の経験については、比較的書きやすいので、長くなりがちです。全体の文字数からみると長すぎると感じられる場合が多くあります。簡潔にしかもしっかりと伝わるように削ぎ落としの作業をしてから書くことが大事です。
  4. 一つの論文が完成したら、それをしっかり自分のものとしてとっておくこと、そして、次にその完成した論文のフォーム(型)を応用して別の問題について書いてみます。理由付けや具体策などは問題によって変わってきますが、全体の流れは同じように書いていくとよいものができます。
  5. 論文の問題になるということは、それが解決していかなければならない現代の教育課題であると考えられます。最近の東京都の場合、「各学校では、○○○に取り組んでいます。」という形の問題になっています。ここから、「○○○が課題であるということは、○○○が十分でないということであり、そのために何か困った状況が、学校や子どもたちの間で起きているにちがいない。その困った状況とは何か?」と考えてみることが解答を考える糸口になると思います。
【高く評価される論文】
  1. 問題に正対している(課題把握力)
    正対するということは、出題にまっすぐ向き合うことです。問われていることにしっかりと答えることが肝要です。問題文から正確に課題を把握することが求められています。出題された問題の解答を書くのだという意識を強く持つことが大切です。
  2. 有効な具体策が述べられている(教師としての実践的指導力)
    問題とされている課題の解決に実効性のある具体策が述べられていることが大切です。子どもの実態や学校の実情を踏まえた実践的な取り組みが期待されています。
  3. 筋道を立てて書かれている(論理的表現力)
    意見の根拠が明確に述べられ、論理的に無理なく構成されているものが高く評価されます。問題が整理されており論理的に表現されている論文は最後まで一気に読み通すことができます。

イ 面接指導
  個人面接、集団面接のいずれも受験者の知識を問うだけではなく、学校現場で発生するあらゆる課題への対応力や児童・生徒への愛情や責任感、児童・生徒理解力、集団指導力、授業力など教員としての適性や人間性が試されます。
 受験先の過去問題などを調べて、自分なりの答えを一問一答形式にまとめた面接ノートづくりを勧めています。そして、借り物ではないしっかりした自分の意見を述べることができるように万全の準備をしてください。
 また、面接は練習を重ねることによって、落ち着いて自らの考えを述べることができるようになるものです。ぜひ、教員就職指導室を訪れて実践練習を積んでください。

ウ 模擬授業・指導案作成・単元指導計画作成等指導
事前に学習指導案を作成して提出し、個人面接の中で模擬授業を実施するところ、試験会場で指定の単元の指導案を作成して模擬授業をするところ、1時間の学習指導案ではなく、単元全体の指導計画を提出するなど、受験先によってさまざまです。
自分の受験先が何を求めているかを把握して指導案の作成や模擬授業の準備をします。教員就職指導室では、模擬授業をアドバイザーがみて指導・助言したり、受験生同士が授業をみてお互いに感想や意見を言い合ったりしています。やはり授業は回数を重ねることによってコツもつかめてきますし慣れてもきますので積極的に参加してください。
東京都の場合、2008年〜2010年夏の試験では、単元指導計画について個人面接の中でいろいろ質問されましたが、模擬授業はほとんど実施されませんでした。
学習指導案、単元指導計画の作成についてはぜひ教員就職指導室に相談してください。評価規準を踏まえた学習指導案の作成方法など資料も取り揃えてあります。 <参 考>
1 私学教員適性検査
東京都をはじめ7都県で8月の最終日曜日に一斉に同じ問題の私学教員適性検査が実施されます。私学を志望している人はぜひ受験することを勧めます。検査科目は教職教養と専門教養です。検査の結果はそれぞれA〜Dの4段階に評価され、9月半ばに本人に通知されます。また、受験者の名簿が作られ、私学協会に加盟している学校に送付されます。受験者には各私立中・高等学校から受験の誘いがきます。専任や非常勤など様々な条件で声がかかりますが応募するとその学校独自の試験(面接や筆記、模擬授業など)があります。保健体育や芸術など私学教員適性検査を実施しない教科は私学協会に履歴書を預ける制度があります。また、私学教員適性検査を実施しない道府県でも履歴書委託の制度のあるところがあります。

2 期限付任用教員候補者(東京都)
教員採用試験の二次試験不合格者の中で成績が上位であり、期限付任用教員候補者の基準に達したと判断された者の中で、受験申込時に希望した者について「期限付任用教員候補者」として名簿に1年間登載されます。この制度は、2008年度から始まり、今回で4回目です。正規の教員だけでは足りない場合に候補者に任用面接の連絡があります。3月末か4月初めに面接の連絡がくることが多いようです。また、小・中学校の任用が多く、高校の任用は少ない傾向があります。東京都の期限付任用教員にあたる制度は、他県でも臨時的任用教員の制度として広く行われています。各県教育委員会のホームページなどで調べてください。

*期限付任用教員とは
東京都の期限付任用教員とは、年度途中の教員の病気休職や退職、学級増など教員の欠員が生じた場合に、臨時的任用教員として学校に勤務します。任用期間は最長で1年間で、勤務内容は正規教員と全く同様です。期限付任用教員候補者名簿に登載されても、欠員の発生状況によっては任用されない場合もあります。
   期限付任用教員候補者名簿登載者に関する翌年度教員採用試験は、5月1日までに臨時的任用教員として学校に勤務している者は8月のはじめに都教委の個人面接を受け、5月1日までに任用されていない者は採用試験の第一次試験が免除されて二次試験のみを受験することになります。その結果によって翌年度の正規採用が決まります。

3 小学校教員資格認定試験
今、東京都をはじめ大都市圏を中心に小学校教員の大量採用が続いていることもあり、小学校の教員免許を取得していないが、小学校教員になりたいという人が多くなっています。その場合、いくつかの方法がありますが、文部科学省の小学校教員資格認定試験を受験して合格すれば、大学で必要な単位をとらなくても小学校教員の二種免許が取得できます。小学校教員資格認定試験は毎年9月〜11月に1次、2次、3次試験があります。試験内容の詳細については文部科学省のホームページで知ることができます。合格するためには相当な準備をしなければなりませんが、小学校教員免許を取得する近道でもあり、受験者が増えているようです。大学3年生の秋に資格認定試験に合格し、4年生で採用試験に合格するというのが理想的な形ですが、4年生で両方の試験に挑戦する人もいます。必要な資料など教員就職指導室にありますのでぜひ相談にきてください。

4 教職大学院
平成20年度から教職大学院が設置され、現職教員や教員志望の学部生がさらに専門性を高めるために進学しています。東京都や神奈川県などには、教員採用選考試験に合格した人が教職大学院に入学すると2年間合格者名簿の登載期間を延長できる制度があります。また、東京都・神奈川県は、平成22年度教員採用選考試験から、教職大学院修了予定者は大学からの推薦を受けて特別選考に合格すれば一次試験が免除されることになったため、教職大学院に進学することのメリットがより鮮明になりました。
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教員就職について

1 教員就職について

(1)公立学校への就職
採用を希望する都道府県・政令指定都市の教育委員会が実施する教員採用試験に合格しなければなりません。

【願書入手場所】
キャリアセンター(一部の都道府県のみ。数に限りがあります。)
各都道府県・政令指定都市教育委員会
【試験に関する問合先】
各都道府県・政令指定都市教育委員会

注意:採用試験出願受付は、早いところでは4月から、多くの場合5月から開始します。また、締切が5月中旬の場合があります。教育委員会のホームページでも掲載されますので、早めに出願日程を確認しましょう。

(2)私立学校への就職
私立学校の教員は、各学校が独自の計画・方法・基準によって採用しています。都道府県ごとに、適性検査を行っているケースもありますが、公立学校と異なり、採用の主体はあくまで各学校になります。私立学校の採用は、大きく分けて以下のような方法で行われます。

  1. 大学の求人に応募する
    大学に届く求人票を見て、各自が応募し、各私立学校が実施する採用試験を受験するものです。早稲田大学では、後述する教員就職指導室前の掲示板や、Waseda-netポータルに求人票掲載している他、キャリアセンターでも閲覧できます。
    参照:Waseda-netポータル上のメニュー[キャリアコンパス]-[企業・求人情報照会]
  2. 私学協会に登録する
    都道府県の私学協会の中には、私立学校の教員志望者を対象に履歴書を受け付け、名簿として作成しているところがあります。加盟校は、この名簿を閲覧し、採用の参考にすることになります。この場合も、私学協会は斡旋をするのではなく、採用の主体は各学校にあります。登録の際、課題論文を求められたり、非常勤のみの登録といった場合がありますので、あらかじめ内容を確認するようにしましょう。
  3. 私学協会の適正検査を受ける
     東京都などいくつかの都県私学協会では、教員適正検査を行っています。この検査結果は、教員採用の合否を判定するものではなく、あくまで各学校が独自に教員採用する際の資料となるものです。
  4. 学内関係者、卒業生、各所属団体等の推薦、紹介等
    私立学校では、校風を理解した、学力および人格が確かな人物を採用をするため、各校教諭の出身大学や恩師(教授)のつてを頼ったり、自校出身者に声をかけるケースもあるようです。
     ゼミの先生や、母校の恩師などとコミュニケーションをとりながら、求人がないか探す方法もあります。
2)教員就職に向けた支援体制

(1)教員就職指導室
早稲田大学では、教員就職指導室を常設し、"教員就職アドバイザー"と呼ばれるスタッフが、個別相談や面接指導の他、年4回の就職指導会・講習会を企画し、教員就職を目指す学生を支援しています。教員採用試験対策問題集や各種情報誌などの閲覧コーナーを設置している他、教員就職に関する求人、教育ボランティア募集の案内も掲示しています。将来教員就職を目指す皆さんは、積極的に利用してください。
例年3月に行う教員就職指導会の後、夏の採用試験に向けた個別指導が本格的に始まります。できるだけ早い時期に訪問しアドバイスを受け、受験準備を進めてください。また、教員就職に関する悩みや不安がある方も、遅くとも夏の採用試験の対応が一段落した9月過ぎには来室することをお勧めします。

場所 早稲田キャンパス14号館202号室
開室時間 月〜金曜日 10:00〜12:30 13:30〜17:00
土曜日    10:00〜12:30 13:30〜15:00
電話番号 03-3203-0921
利用対象者 在学生、卒業生
注意 夏季休業期間・冬季休業期間中の土曜日は閉室。8月および年末年始の 一斉休業期間以外は原則として開室します。開室時間の変更については、 教員就職指導室前掲示板及び教職課程ホームページにて適宜お知らせします。

(2)教員就職指導会・講習会・セミナー
教員就職アドバイザーによる解説の他、校友である現職校長や教諭をお招きし、最新の教員採用試験情報提供や教員就職のための具体的な指導を行います(参加費無料)。以下に目安となる日程を記しますが、詳細は各学部掲示板、教職課程ホームページ、Waseda-netポータル等でお知らせします(参加には、Waseda-netポータルからの事前登録が確実です)。対象は主な学年であり、ほとんどのイベントは学年に関わらず参加可能です。

講習会・指導会名称 備考
2   教育会イベント【2,3年生】 小学校認定試験説明会
3 26 教員就職指導会【新4年生】 「新年度の教員採用試験に向けて」
3 28,29,30 教職課程講習会【新4年生】 主に教員採用試験受験者対象。学外より専門の先生方をお招きし、「教職教養」「一般教養・論作文」「専門教科」別に教員採用試験対策に関する講義、実践問題の演習が行われます。
5 下旬 教員就職指導会【4年生】 公立学校採用試験受験者、私学教員適性検査受検者対象
7   教育会イベント【4年生】 集団討論・面接・模擬授業指導
8 中旬 採用試験二次試験対策指導会【4年生】 公立学校一次試験合格者対象
10   教育会イベント【3年生】 キックオフガイダンス
11   教育会イベント【3年生】 論文指導・合格者体験談
12 上旬 教員就職指導会【4年生】 公立学校二次試験合格者/補欠合格者、私立学校内定者対象
(次年度教員採用試験受験予定者も参加可)

(3)「早稲田教職」の発行
教育学部教職課程委員会の先生方や、教員就職指導室アドバイザーが中心となって作成している、年1回発行の冊子です。教育実習、介護等体験のレポートや心得、教員採用試験の仕組みと対策、先輩からのレポート等が掲載されています。特に教員就職を目指す2年生以上の皆さんは、手にとって参考にしてください。冊子は、教育実習ガイダンスで配布するほか、教育学部事務所、教員就職指導室、所沢総合事務センターで配布しています。

(4)教育ボランティア・教育インターンシップの派遣
教育ボランティアは、教職を目指す方が、在学中の早期に教育現場の体験を通して教育の意義と教職者の役割を考え、広く児童・生徒理解を深めるため、小・中学校の教育活動充実を目的とした支援活動を行うことができる制度です。募集要領は、教員就職指導室掲示板等でお知らせしています。教員就職を目指す方は、2年生時など早い段階で積極的に参加しましょう。 また、教職課程では、1年を通じて教職研修生としてテーマを設定し、学校現場における課題に取り組む授業「教育インターンシップ」「初等教育インターンシップ」「中等国語科インターンシップ」を設置しています。教育実習や教員採用試験を翌年度に控えた3年生以上の学生にお勧めです。これらの活動を通して、学校教育現場について考える機会を持つことは、教員採用を目指す上で貴重な経験となるでしょう。

3)教員就職が決まったら

(1)教員採用決定の報告
員になるまでの準備などを目的とした、現職教員との交流会(就職指導会)の他、4月までの不安を解消するためのヒントや、学校教育現場経験豊富な教員就職アドバイザーならではの個別相談も行います。是非就職決定後も教員就職指導室を活用してください。また、以下のアンケートにもご協力願います。

●合格者調書の入力・教員就職決定届の入力
【対 象 者】
公立学校採用試験二次合格者及び補欠合格者、私立・公立学校の専任教員、非常勤教員、常勤講師採用決定者
【時   期】11月下旬〜翌3月頃
【報告方法】キャリアセンターの「進路報告」にリンクしているアンケートフォームより入力。
【注   意】
① 報告内容は、文部科学省統計資料データ及び「早稲田教職」編集のための資料として使用されます。個人名が公開されることはありません。
② キャリアセンターの「進路報告」も別途Waseda-netポータルにて報告して下さい。
③ 卒業後に合格した場合は「教員就職指導室」に報告をしてください。

(2)「稲門教育会」との連携
早稲田大学では、教員として全国各地で活躍する校友との相互研鑽・交流を図るべく、1976年に「稲門教育会」を結成して活動を展開してきました。と同時に、各都道府県でも教職関係者が職域稲門会を組織して、人的交流はもとより研修や情報の交換等を行っています。そして教育実習や教員就職をはじめとする教員養成の課題や後進の育成等にも、深いご理解とご協力をいただいています。公立・私立の教員採用試験に合格・採用内定となっている方は、各都道府県の職域稲門会にご参加の上、地方研修会等にご出席ください。 教職課程では、全国の職域稲門会と密接に連携をとり、教員養成と教員就職の向上につながる環境を整えていきたいと考えています。また、全国各地の先生方には、教職課程が企画する教員就職指導会(年4回)や教職課程講習会(年1回)の講師としてもご登場いただいています。これから教員就職をされる方々も、後輩の育成にご協力お願いいたします。

(3)教育現場での問題への対応 就職後も利用できる「教育総合クリニック」
教育総合クリニックは、早稲田大学教育・総合科学学術院所属教員の多様な専門性を最大限に活用して、現職教員や保護者の抱える教育上の悩みの解決に役立てることを目的としています。本学教員ならびに心理相談員が、(1)一般的な心理相談・生徒指導上の問題や躾などの家庭教育上の問題、(2)各教科の内容や学習指導上の問題、(3)学級・学校の運営・経営上の問題について、専門的な相談にあたります。これら各種専門相談に学生が陪席し、実地研修を行い、教員養成の一環とすることもあります。各領域の専門家と有機的に連携することによって、学習指導・生徒指導両面において、従来の心理相談や教育相談の枠を越えた「見立て」・「対応策」・「実践」・「フォローアップ」という総合的な対応を行います。

問い合わせ先:ed-clinic@list.waseda.jp

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